焼き物のある生活

新藤さん  -  陶芸家(実生窯)  -  埼玉県

 私は大学でデザインを勉強した後、伝統的なものづくりに興味を持って焼き物の道に進みました。様々な人のご縁もあり、「福井県窯業指導所」で1年間勉強した後、「たいら窯」に弟子入り。4年間の修行ののち2007年に「実生窯」として独立し、現在も越前町で焼き物作りに取り組んでいます。

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 越前町で、陶芸家として暮らしていると、春や秋には土を掘りに行き、花入れの蔓は秋口に取りに行く・・・など季節ごとにするべきたくさんの仕事があり、年間を通して楽しみながら生活しています。

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 私が今こうして陶芸の世界に没頭できているのも、越前焼という古くから続く文化や、そこに住まわれている方々の受け入れがあったからこそ。雪囲いや屋根の雪下ろしなど、分からないなりにやろうとしていると周りの人が自然と集まり、手を貸してくれる温かさにも助けられています。

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 2011年には工房、その後の展示室も完成し、少しずつ思い描いた夢が形になってきているこの頃。これからも豊かな自然の中でコツコツと作品を作りながら、私の作る焼き物を手に取った時にホッと優しい気持ちになれるような器を目指して経験を重ねていきたいです。